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2006年12月3日

血行を良くするショウガの調理法、風邪予防に効果的なショウガの食べ方

専門家がこぞって「身体によい食べ物」としてあげるのが薬味や漢方薬、ジンジャーエールで知られる生姜(ショウガ)です。
医療用漢方薬の約70%以上のものに含まれるというこの食材は、様々な効能を持っています。
一番知られているのは風邪をひいたときに飲む「しょうが湯」や「しょうが紅茶」です。
殺菌作用や抗菌作用、血管が拡張し血行が良くなり体温が上がったり、発汗作用を促したりする効果があるからです。
最近では代謝アップという効果でダイエットに使われたり、活性酸素を撃退する抗酸化作用があることから注目されています。

ショウガは「焼く・煮る・ゆでる・炒める・生」などで効能が変化します。
あるある大事典2では風邪に効くショウガの食べ方、冷え性に効くショウガの食べ方など、状況に応じたショウガの正しい食べ方が紹介されます

双子である、ザ・タッチ(たくや、かずや)、三倉 茉奈、佳奈(まなかな)が実験に挑戦。
同じ分量を違う調理でショウガを食べたところ、体温に違いが現れた。
なぜ違いが?なんで?なんでなんで?

【漢方では】
漢方薬として用いるのは「ひねしょうが」で、ナマの状態を生姜(しょうきょう)、これを乾燥して1/3−1/4にした乾生姜(かんしょうきょう)、蒸してから乾燥させた乾姜(かんきょう)の三種類があります。

【有効な成分】
辛味成分のジンゲロール、ショウガオール、臭い成分ガラノラクトンが有名です。
生の状態ほどジンゲロールが多く、加熱、乾燥するに従いショウガオールが多くなります。

【作用・効果】
胃腸の機能を高め、吐き気を治します。動脈硬化の予防や改善、抗菌効果、血行改善、鎮痛作用、鎮咳作用のあることが確認されています。その他にも、唾液を多くする作用、強心作用もあります。

【ジンゲロール】
免疫力を高め、カゼに効果がありますが、熱・酸素に不安定なため生ですりおろしてすぐに食べるのが有効です。

また、ジンゲロールには、炎症を誘発する成分を抑制する抗炎症効果があることから外用薬として関節炎やリューマチなどの炎症や痛みを和らげる効果が期待されています。
また、活性酸素を抑制する働きがある抗酸化物質です。

【ショウガオール】
ジンゲロールに熱が加わるとショウガオールに変わります。鎮痛、鎮咳の効果があります。
血管を広げる作用があり、血行が良くなることで体温が上昇します。また、血小板の粘りが減り血液サラサラ効果もあります、体温を上げる効果があるため冷え性に有効だと言えます。ダイエットに有効であるのはこの作用のおかげです。

【ガラノラクトン】
血管を広げ、血行をよくします。

【番組での調理方法とその効果は】
◆生で食べる。
◎効果
3時間後、冷奴→白血球が増えている
その増加量は「煮る、ゆでる、炒める」ものよりも多いことが判明しました。
免疫細胞が増えると免疫力が高まります。
これは、生姜独自の辛味成分、ジンゲロールが免疫細胞を増やし免疫力を高めるからなのです。
免疫細胞がジンゲロールを敵と間違えるため免疫細胞を増やす働きがあるのです。
またジンゲロールは気管支炎の原因である細菌を攻撃します。つまり殺菌・抗菌作用があるのです。
しかし弱点があるのです。それは、加熱すると減る、酸素に弱い(酸化しやすい)ということです。

◎食べ方・調理法
酸化しやすい、加熱に弱いことから、薬味として使うのが一番です。
しかし、すりおろした直後に食べること。3分でジンゲロールは半減してしまいます。

1.ショウガのハチミツ漬け
ジンゲロールは皮に近いほど多いので、皮はスプーン等で薄く剥ぎ取るか、皮をむかずにスライスしハチミツに漬け込みます。
使うときは、紅茶やお湯で割ります。

2.生姜雑炊
雑炊をつくり、生の細かく刻んだ生姜をかける。

【保存方法】
生姜の保存は10度以上。したがって冷蔵庫にいれてはいけません。南方系の植物なのでその成分は冷やされると壊れていくからです。
湿った新聞紙にくるむのが一番です。

◆加熱する
◎効果
熱を加えるとジンゲロールはショウガオールに変身(変化)します。
ショウガオールは血管を拡張し血流を良くする働きがあります。

ショウガオールは血管の収縮に関係するプロスタグランジンの働きを弱めます。
血管を収縮させたり・血小板を粘らせる働きが弱まるので血流が良くなり、血液がサラサラになります。

ショウガオールは冷え性に悩む女性の味方なのです。
身体を温める。しかもその効果は数時間持続するのが特徴です。

◎食べ方・調理法
生姜煮・生姜焼き等があります。
調理法としては炒めて食べるのが一番です。
生姜焼きは、千切りもちらすとさらに効果が高まります。

・キンピラ生姜
・じゃこと一緒に炒めてご飯に
・しょうがの八宝菜、野菜炒め
・生姜、にんにくでペペロンチーノ
・みじん切りの生姜で卵焼き

風邪をひいたとき、ぬるめの生姜湯
→ジンゲロールとショウガオールがほどほどの量でW効果!
加熱によるジンゲロールの減少とショウガオールの増加のバランスが良く、両方の効果が得られやすいパーフェクトな取り方なのです。

ジンゲロールは1879年イギリスで、ショウガオールは1917年日本で発見された成分なのです。

最近、おもいっきりテレビでは免疫力アップのために、体温を上げましょうということが特集されました。
その中で、起床後すぐに飲むショウガ紅茶のレシピを紹介しておきます。
【ショウガ紅茶】
・紅茶
・おろし生姜(おろしショウガ)小さじ1杯
・クズ粉小さじ半分
・黒砂糖適量
紅茶に上記を混ぜます。少しとろみがつきます。

旨味成分テアニンがドーパミンやグリシンというホルモンを分泌させます。それにより脳からα3波というものが出て集中力がアップし、脳がスッキリします。これが寝ていて固まった筋肉の緊張をほぐし血行をよくします。血行が良くなることで熱代謝が筋肉によって行われて体温が上がります。
ショウガやクズの成分も血行を良くし、熱代謝に必要なミネラルを補給するので効果が高まり、より体温を上昇させるのです。

・朝食は根菜類(たまねぎ、ごぼう、にんじん、大根、山芋)を具にした味噌汁のみ摂ります。
・昼食は冷めたおにぎりを2個だけを食べます。物足りない人はその後上記のショウガ紅茶を飲んでガマンです。
・夕食はほぼ自由です。酢と塩は必ず摂取してください。酢は黒砂糖と合わせて甘酢にして調理に使うとなお効果的です。塩に関しては漬物であれば乳酸菌が含まれているので良いそうです。
◆3日間続けるだけで体温が上がります。
※実験したところ、平熱が35度台後半の人が36度台後半まで約1度上昇していました。


12/3TBS系朝7:00からの週刊!健康カレンダーカラダのキモチは「これであなたもポッカポカ!最新お手軽冷え性対策」と題してぽっかぽっか冷え性(秘)撃退法とは?って紹介されていました。あるあるではショウガで冷え性対策が紹介されますが、この番組でもショウガは少し紹介されていました。
【番組の内容を紹介】
冷え性には2種類あり、足等の抹消が冷えるパターンとお腹が冷えるパターンがあります。
◆足を温めるのに足湯が使われる場合がありますが、意外にも終わったあとお湯を拭いて終わるだけだと効果は足を浸けているときだけになるそうです。
最後に水につけて一旦冷やすと数分後から温かさが持続するそうです。

◆お腹の冷えの原因は内蔵脂肪です。
内蔵脂肪は身体が温かいときは冷えにくい保温剤の役割をするそうです。しかし一旦冷えると温まりにくいの保冷剤のようになるのです。
改善するには深層筋を鍛えて増やしお腹を温めやすくすることと内蔵脂肪を減らすしかありません。
両方が一度にできる方法は、
1.椅子に背筋を伸ばして浅く座ります。
2.右足を上げ、左の肘とくっつけます。(膝は曲がったままでOK、背筋は出来る限り伸ばしたまま)
3.逆の左足を上げ、右肘をつけます。
4.これを1日20回
これでOKだそうです。

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【ショウガとは】
ショウガは、ショウガ科の多年草。インドなど南アジアの熱帯地方が原産地で、古くから薬や香辛料に使われてきました。中国では紀元前500年頃には薬用にされていました。日本には3世紀頃中国からもたらされたようです。
食欲増進のための薬味や臭い消しとして料理に使われることが多いです。また多くの漢方薬で使われ、胃腸の働きを整えるほか、血の流れを良くし、体を温めたり、発汗を促す作用があります。すり下ろしたショウガ以外に乾燥させた生姜(ショウキョウ)、いったん蒸してから乾かした乾姜(カンキョウ)があります。

【注意点】
サプリメントで販売されているような乾燥したショウガを妊婦、6歳以下の小児が大量に摂取しないことが勧告されています。また胆石のある人が乾燥したものを使用する場合、事前に医者に相談することが勧められています。
胃腸にいいとされるショウガですが、大量摂取は胃腸の弱い方等では胃痛も起きるようです。